前世紀初頭には、それまでヒトやモノの主要な移動手段であった「馬車」が、瞬く間に「クルマ」へと変わり、前世紀末から今世紀にかけては、情報・コミュニケーション手段が「固定電話」から「携帯電話」「スマホ」へと、かつてないスピードで変化しました。
私たちが技術進歩による様々な快適さを享受する一方で、ここにきて地球環境の問題や人権や格差の問題、パンデミックへの対応等、人類全体の存続が問われかねない状況が生じてきています。そういう意味では、「人類のさらなる進歩、一人ひとりの幸福度の向上、一生命体としての地球との共存」、この調和こそが今世紀最大の課題だと思います。
私どもシンニッタングループは、これまで「鍛造」というものづくり技術を中心にした素形材の製造・加工に徹底的にこだわってまいりました。そして、その技術を「鍛え」「極め」「研ぎ澄ます」ことで生み出した製品を、輸送機器・建設機械分野や建築分野等へ提供し、社会インフラや人々の生活を支えてきたと自負しております。
永年の事業活動の中で常に意識してまいりましたのは、私どもシンニッタングループが経営理念として掲げております「私たちは常にあふれる情熱をもって、新しい価値を創造することにより、社会に貢献する」
ことです。
私どもは、これまで培ってきた技術にさらに磨きをかけ、現在の得意分野についてお取引先の皆様により一層ご満足頂ける製品をお届けしてまいります。同時に、今世紀の人類や日本の課題も見据えながら「常にあふれる情熱をもって、新しい価値を創造することにより、社会に貢献する」シンニッタン精神で、新たな分野や事業にも果敢にチャレンジしてまいります。
これこそが「これからのシンニッタングループの存在意義である」との強い想いをグループの構成員一人ひとりと共有し、皆で考え皆で議論し皆で協力して実現していける、やりがいのある生き生きとした会社を目指します。